ウォルト・ディズニーさんの言葉(ブロークンウィンドウ理論Ⅲ)
ディズニーランド本国で自社のお掃除セクションを作られた際のエピソードを、“社会人として大切な事はみんなディズニーランドで教わった”(熱い気持ち編)こう書房・香取 貴信さん
ロサンゼルスのパークはオープン当初1年は、掃除は業者に委託されていたのだけどゴミは落ちているし、ゴミ箱からゴミは溢れているしトイレも汚い・・・
これでは理想の“夢と魔法の王国”にはならない・・・
そ・こ・で 自社でお掃除部門を作る時ウォルト・ディズニーさんは責任者にアニメーター(背景画を担当)のチェックさんを任命しました。
チェックさんはアニメーターの才能がないと判断されクビになったんだと思ったそうです。
ディズニーさんが言われるには、「あのパークの風景が映画と同じだったら、主人公になったゲストが気持ちよくその映画に入っていけるようになるじゃないか。そのための環境演出を維持できる目を持っているのはいつも背景画を描いているチェック、君しかいないんだよ」
さらに、「映画はいつ見ても同じでなきゃならないんだよ。数年前に見た映画を、もう一度見た時に背景が古びていたり、汚れていたりすることはありえないだろ? だからチェック、君にしかできないんだよ。
人は汚れているところは平気で汚すけど、いつも清潔で整理整頓されているところは絶対に汚さない。 そして、いつも清潔であることが信用をつくるんだ。それが一番大切だから...」と言われたそうです。
この頃よく出てくるブロークンウィンドウ理論と同じですね。
夢の国をつくるために、お掃除のセクションに力を入れるがあまりの人事だったんですね。
マンション共用部は、夢の国ではありませんが、逆に超現実で、入居者様が日々使用する部分ですので快適でなくてはなりません
オーナー様にとっては大事な資産の顔ともいえるエントランスやエントランス周辺いつもきれいにしておきたいところです
ディズニーさんの「いつも清潔である事が信用を作るんだ。それが一番大切だから・・・」
と言われる意味が、マンション共用部の定期清掃をさせていただいていて理解できる気がします。
ディズニーさんは先程の本の中で、「これからやろうとする事は、掃除ではなくパークの環境を演出する妖精なんだよ」
と言われたそうです。
私達のやっている事はあくまでも掃除ですが、ただの作業ではなく、素敵な快適空間を演出したいものです。その意気込みは、とても強く持っています。
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